挨拶

 「うちの子挨拶しないのよ」と嘆いているお母さん。
お母さんは、お母さん自ら子どもに、そしてご主人に、お友だちに挨拶してますか。
子どもは見ていますよ、お母さんの背中を。
挨拶は人と人をつなぐ黄金の絆です。信頼関係を築く第一歩なのです。
どこかに向かって急いでいる時、歩きながら顔だけむけて
「おはようございます」と言って会釈だけをして行く場合が
大人の世界では時々あります。これは失礼です。
なぜなら心は目的地に向かっていて、そのついでに挨拶をしているからです。
そうではなくて、いったん足を止めて、体をその人に向けて
「おはようございます」と言うと、心がこもっています。
その人に心が向いているからです。
園での取り組みは
子どもは自分から大きな声で挨拶をします。
このとき、相手にきちんと
気持ちを向けるように指導しています。
気持ちを向ければ自然と手を止め、足を止め、
相手に体を向けることになります。